本日29日のmökkiは雑貨営業をしております。
ホルムガードのフラワーベース、入荷しました!
ホルムガードはデンマークのガラスメーカー。
昔、デンマークの首都コペンハーゲンの郊外の湿地帯に石炭の生産地がありました。
しかし、地理的にも地質的にも石炭の品質があまり良くなく、輸出するには厳しい。
ならば、すぐ近くにガラス工場をつくり、発電とガラス製品製造をしてしまおう。
という流れで始まったガラス生産。
ですから最初は安価な工業用ガラス瓶を生産していました。
グリーンやブラウンのガラス瓶、見たことありませんか?
昔理科室などにあった薬品入れのガラス瓶。
質より量を重視していました。
しかしある日、チェコからボヘミアンガラスの職人が出稼ぎでやってきます。
彼は、見事な技術でガラスの花瓶やグラスを作り上げていきました。
そうして、ホルムガードのガラス製品は一気に家庭の中へと進出していきます。
さらにデンマーク王室にも採用されると、その名は世界へと広がりました。
現在でもマウスブロー(口吹き)のハンドメイドで生産されるガラス製品は、一つ一つに個性が生まれ、所有欲を満たしてくれます。
しかし、チェコのボヘミアンガラスも、そのルーツはイタリアのヴェネツィアのガラス職人の技術だということですから、やはりヨーロッパは陸続きで技術の伝達が容易だったのだなぁと感心します。
まぁそのせいで、世界史は文化が入り混じって複雑怪奇。
苦手だったんですけれど(笑)。
こういう雑貨と歴史を結び付けると、また興味が湧きますね。
そうそう、写真に写っているボウルはスウェーデンのロールストランド社のクリナラ、お皿はフィンランドのイッタラ社のカステヘルミ。
北欧の様々な国から食器や雑貨が集まって、私が一番喜んでいるかも。
今日もコロナ対策として、店長はマスク、頻繁な消毒で店内の安全に配慮しながらの営業となります。
店内はなるべく1グループずつのご案内といたしますので、ご協力お願いいたします。
ではでは
mökki 田中
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